2015年6月18日木曜日

彼が本気かどうかわかりません。

双方の親とも会い、結婚を考えていた28歳の彼が長く勤務していた会社を辞めて自衛隊に入隊しました。その都合で遠距離交際になってしまいました。彼は私との交際より友人とのつきあいを大事にし、その交際費に私から借金する始末。他に交際している女性はいないようですが、彼の気持ちがよくわかりません。どう考えたらいいのか教えてください。

















なにごとにおいても、男の思考と行動は単純でわかりやすいものですが、女子力が不足しているとわからない生き物に思えます。まず最初に男と女は全く違う生き物だということを認識しておきましょう。

恋愛でも同じです。一生連れ添うことになる本気の恋の始まりも同じで、子どもがおまけのおもちゃをもらって大喜びするレベルだと言っても過言ではありません。

それだけに本気ラブかお遊びかどうかは行動で判別できます。女子力がズレていなければすぐにわかりますが、ズレてると分からなくなります。ですから女性の方に問題があると考える方がうまく修正できます。実際、ズレてる女子が少なくありません。

男性は社会と関わって生きていかなければなりません。だから社会力を訴求する点で、真剣に考えている相手と遊び相手とでは、決定的に違います。
社会に於ける自分のポジション、つまり社会で生きる力を伝えようとして行動に表れます。それが何よりの誠意になります。いままで遊んでいたのが一切遊ばなくなったとかいう事例はもっともわかりやすいものです。



【プライドを守ろうとする】

「彼がお金を貸してくれと言ったので貸した。」という女性がいます。そういうこともあるでしょうが、友達ならあっても、本気で愛している女性から借りることは余程でない限りありません。

なぜなら先に言ったように男は社会性を重んじる生き物だからです。本気の恋人には無理してでも社会的にしっかりしてると見せようとします。男はプライドがすべてだといっても過言でないくらいプライドを大事にする生き物です。このため結婚後に想像していた人と違ったという問題が起こることさえあるほどです。

女性の場合、仕事中は笑顔で愛想良く接することにためらいを持ちません。それで自分に気があるのではと勘違いされることもあります。裏返せば、「あの男に気があるのでは?」と恋人に誤解されやすいということです。自分にしか見せないと思っていた笑顔を他の男性に見せていると仕事だから仕方がないと思っていても、想像する以上に男をイライラさせてしまうのは、男のプライドが傷つくからです。

プライドの高さは社会力と結びついていて、社会力が高いと思いたい、見せたい時ほど、プライドも高くなるのです。ですから本気の相手には無理してでも頑張ろうとします。遊びの相手、どうでもいい相手なら、プライドへのこだわりが低下します。



【彼女の尊厳を守ろうとする。】

男性のもともとの在り方に個人差がありますが、優しくて理解的な自分を見せようと頑張ります。「あなただけは特別だ」と訴求していますが、これも社会力の延長にあります。


【自分の周囲に公表する】

結婚は社会に二人の関係をステータスとして認知してもらうことです。このように社会に公表することが、「社会力」として重要な意味を持ちます。同棲でも自治体への届けはないものの同じことは起こります。ですから恋愛のスタート時期から、周囲に認めてもらおうとします。初期段階では友達とか差し支えがないなら職場仲間などに誰と交際しているか、自ら漏らします。認知して欲しくて漏らしたくなるのです。別れる前提の同棲や遊び相手の場合でも似たようなことは起こりますが、決定的な違いは同じ価値観を持った相手、グループに限られることです。男性の本心はとても簡単なので、女性はその違いを見極める能力があればすぐに分かります。


【反応が速い】

本命の彼女は大事にしょうと思うので、すべてのことへの反応が速くなります。恋のかけひきがあって、本心を確かめるためにわざとじらすという行為も受け身の女性ならではのことで、男性には見られない行為です。自分の行動がすべての男性には必要がないからです。これも社会力の表現なのです。


【セックスの関係の有無は気にしない】

遊び相手にはセックスの関係がすべてです。それ以外の女性は、異性としてみていない恋愛上ではどうでもいい相手。本気の相手とは、もちろん体の関係を求めていますが、それがないからといって問題にしません。我慢できるのも女性を尊重しているからです。とてもわかりやすい男性の行動です。むしろこの問題は女性側の考え方でトラブります。

セックス目的と思われたくないのでアプローチしない男性もいますが、求めてこないから自分のことを愛していないのではないかと勘ぐる女性が少なくありません。アプローチを拒否すると嫌われないかと不安がる女性も少なくありませんが、本気で愛しているなら女性の尊厳を守ろうとするものです。

ところが社会性を気にしないセックス目的で言いよる男性が出てきます。こういう男性に感情が揺らぐと本気で愛していた誠実なが男性への垣根の高さが一気に低くなってしまいます。女性も本気で考えていないからです。

関係をもってしまうと自分の言い訳ができなくなるので、辻褄を合わせようと「好きだったからそういう関係になった」と心がバランスをとります。結果からいうと本気で好きだった男性には無理難題を吹っかけ、どうでもいいと思っていた男性には無防備に近いような接し方をしてしまうという矛盾が起こってしまうのです。


恋におちた男性の行動は単純です。逆に女性の行動は複雑です。
そのギャップが理解できることは女子力を発揮するうえで大前提です。



2015年6月1日月曜日

通い婚状態です。大好き彼なのにイライラしてしまう。

カレが週の半分やってきて通い婚状態です。
家事が増えて自分の時間が半減。
それは仕方がないと分かっているし、彼もお土産買って来たりして、気遣ってくれます。
そのやさしさに余計イライラします。
彼が嫌いでもないのに、なぜかストレスを感じます。
   
一方で、年上の人に惹かれている自分がいます。
ストレスとは関係ないと思うのですが、どうしていいのか分からなくなっていきます。





A(回答) 男性と女性の違いをきちんと話し合いましょう


恋愛には大きく分けて、
寂しさから入る恋愛と共感から入る恋愛があります。
寂しさから入る恋愛は、愛されたい気持ちが強くなります。
愛されたいのに愛されている実感が少ないと物足りなさを感じるのは自然です。

ギブ・アンド・テイクの意識はありませんが、
愛されたい気持ちが無意識に計算してしまいます。

共感から入った恋愛とは、相手を愛している自分がうれしいという恋愛です。
この共感は相手のよろこびを同じようによろこび、悲しみを同じように悲しむこと。
自分の意見もないまま、相手のいいなりということではありません。
 
むしろ反対で自分が相手を尊重できるということです。
その背景には自分で自分を尊重していています。
この段階ですでに相手のいいなりにならない状態を獲得しています。

自分と相手の間には、はっきりとした境界があります。
その上で相手を尊重します。
相手の痛みやよろこびが自分のことのように感じることができます。
相手の能力を少なく見積もることもなく、また自分を見失うことはありません。

つまり「わたしがいないとこのひとはダメ」というような思いに ならないということです。
 
だから嫉妬することもなく、励ますことができます。

よくある「共感」の勘違いは、愛されたいために相手と同一化してしまうことです。
自分と相手の境界がなくなり、「わたしがいないとこのひとはダメ」がうれしい状態になります。

なぜうれしいかというと、
相手が自分から去っていく機会がなくなり安心できるからです。

つまり「わたしがいないとこのひとはダメ」は
自分の不安を沈めるための感情です。
相手の生きる能力が自分より低いことがうれしくなります。
寂しいから愛されたい。

これは理想的な状態ではありませんが、自然な感情です。
恋はそうして始まることが、現実の社会では圧倒的に多い。
 
ところが現実の一方では、女性にさらにシビアな問題を突きつけます。
そもそも男性と女性は生きて行く条件が違います。
 
最近は女性的な男性も増えていますが、
そもそも男性は自分ひとりの力量が問われます。
だから努力すれば報われる構造になっています。
 
女性も同じですが、 容姿や年齢によって変わってしまう理不尽を背負っています。
その上、こどもを産む点でも年齢制限という問題を抱えています。
 
男性も女性も、そのことを知っています。
しかし男は忘れて暮らしています。
 
一方、女性は、男にはない現実に向きあって暮らしています。
そこで現実的な対処を考えるのは自然で賢明です。

さて、ここから今回の問題です。
 
あなたが感じる問題は、これらふたつの側面からではないでしょうか。
あなたは初期段階の寂しさはクリアできたと想像します。

いまの悩みは 「努力が報われないのではないか」という不安です。
あなたは立派に自活して自分の城を作っている。
それは自分を守る砦でもあります。

そこで好きな彼と出会い、半同棲の通い婚。
彼にはパートナーとして、あなたの現実を受け入れて、
少なくとも気持ちの上で精神 的な支柱になってほしい、
守ってほしいと思うのは自然です。

ところがあなたには、その実感が乏しい。
誰か側にいてほしいという寂しさからの不安は消えたかも知れないけれど、
反対に女性の現実をあなたは感じる。
相手は感じていない。

一方あなたも、なにが問題か言葉にして伝えられない。
「あなた」の不安に向き合っているのは、
あなただけという孤独があなたを痛めつけているのです。 
気遣いが疲れている神経を逆なでするのは、
あなたの求めている気遣いではないからです。
ディズニーランドにいるのと、
現実の社会に住んでいるくらい感覚が違うということです。

この違いの基本が先に説明した男女の違いです。 


それでは、不安が消えるより、 不安が増えていくような気分になるのも無理ありません。 

そこで他の男性に心奪われることで精神のバランスをとっている。
半同棲の現実、現実逃避のプラトニックな恋。
2つの恋で、暮らしのバランスをとっているのです。

ただいつまでもバランスを続かない。
問題の本質を改善するのがいいでしょう。 
あなたの孤独をテーブルの上に乗せて、女と男と違うことを認識して、
横たわる課題をクリアして、共感が芽生えないと、 恋愛が恋愛にも結婚にも発展しない。
 
態度で分からせようなやり方は混乱を招くだけで、おすすめできない。
率直に語り合って、女性の現実を理解してもらうようにします。
あなたがカレを好きなら、まず相手への共感を深めるのがコツです。
 
ただ、女性の問題を突きつけると男は逃げることが少なくない。
でも、あなたを引き受けないような男ならつきあっていても仕方がない。
どんな反応があっても感情的にならないように、
コントロールしながら落ち着いて話し合うことが大切です。 
怖くても率直に話すのがおすすめです。
応援しています。